
日本の伝統的な麺料理を代表する料理の1つである
うどん。
どこのの地方の食事屋さんに行っても、メニューにあります。
私もうどんが好きです。
そんなうどんにも、いろいろな種類があるということはご存知でしたか。
私はなんとなくで知っていたのですが、桃太郎電鉄こと
桃鉄
をやっていたら、日本を代表するうどんが
8種類
あるということに驚きました。
もちろん、この他にもあるのですが、今回は桃鉄にあやかっていきたいと思います。
今までなんとなく食べていたうどんがこんなにあったとは驚きです。
うどんの歴史
うどんの起源については諸説ありますが、古代中国の麺文化が大きな影響を与えたと考えられています。
日本に古くから存在し、平安時代(794年〜1185年)にはすでに食べられていたとされています。
現代では、うどんは日本国内外で広く食べられており、地域ごとに様々なバリエーションがあり、地域ごとに特色のあるうどんがたくさんあります。
桃鉄から見る8大うどん
稲庭うどん
地域
秋田県南部
特徴
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手間をかけたうどん: 手作業による職人技から作られる稲庭うどん。
職人がひねりながら練るという独特の製法により、麺の内部に気泡が生じ、中空になっています。
特に、「綾掛け」という手延べの技により細く引き延ばされることにより、とてもなめらかな舌触りと喉ごし、そしてその太さからは想像もできないほどのコシが生み出されます。 -
コシとのどごし: 平らな細麺で、しっかりしたコシとのどごしの良さが特徴です。
製法や産地が限定されており、それ以外のものは「稲庭うどん」とは名乗れないそうです。 -
透明感のある見た目: 麺が透明感があり、見た目が美しいのが特徴です。
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植物油を使わない: 植物油を使わず、打ち粉としてでん粉を使う点や、平べったい形状となめらかな食感が特徴です。
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米どころ・秋田県: 伝統的な手延べ製法で作られている干しうどんです。
冷や麦より若干太く、やや黄色味がかった色合いです。
水沢うどん
地域
群馬県伊香保
特徴
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透き通る白い麺: やや太めの麺は透き通るように白く、ツルツルッとした食感の良さと強いコシ。
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太めの麺: 水沢うどんは、平打ちで太い麺が特徴的です。
麺の太さが中程度からやや太めであり、存在感があります。 -
水沢観音がルーツ: 約400年前に水沢観音(水澤寺)を参詣する旅人に振る舞ったのがルーツといわれています。
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冷たいざるうどん: 冷たいざるうどんで提供される場合が多く、つけ汁は、しょうゆだれやゴマだれなど、店によって異なります。
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水沢うどん街道: 群馬県・伊香保町にあるお寺「水澤寺」の周辺において、参拝客向けに手打ちうどんを作ったことがきっかけで誕生し、今ではうどん街道があるほどです。
ひもかわうどん
地域
群馬県桐生地域
特徴
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広幅の麺: 幅広麺のうどんともちもちとした食感が特徴です。
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芋川地方のうどん: 愛知県の芋川地方のうどん「芋川うどん」が訛って、ひもかわうどんになったという説があります。
柔らかく、喉越しの良い食べ心地です。 -
麺の幅: 麺の幅は店によって異なり、1.5cmから10cm以上までさまざまで、厚みは約1mm程度と薄いのが特徴です。
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さまざまな食べ方: きれいに折りたたまれて提供され、つけ汁につけて食べるスタイルが定番と言われていますが、カレーやごまだれなど、お店ごとに様々な食べ方が出てきたりと、進化し続けています。
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地域のバリエーション: ひもかわうどんは桐生地域以外にも日本各地で食べられており、地域によって麺の太さや提供される出汁、具材などが異なります。
氷見うどん
地域
富山県氷見市
特徴
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平たくて細い麺: 独特の強い腰と粘り、餅のような感触と風味、そしてのどごしの良さが特徴です。
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手延べの原点: 小麦粉・水・塩のみでつくるので、麺そのものが持つ旨味がより引き出されています。
「板切作業」と言われる、打ち粉をまぶしながら手作業で麺を細く延ばす手法で作られています。 -
幻のうどん: 「手打ち」と「手延べ」と、どちらの製法をも用いて作られています。
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能登輪島そうめん: 起源は室町時代に始まった能登の輪島(石川県)のそうめんで、輪島そうめんの手延べの技法を1751年に高岡屋が取り入れ「氷見うどん」になったと伝えられております。
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地域の誇りとなる郷土料理: 氷見市の食文化と深く結びついており、地域の人々にとって誇りとなる郷土料理です。
味噌煮込みうどん
地域
愛知県名古屋市
特徴
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名古屋めし: 小麦粉と水だけ練った生地で作った麺をかまぼこやねぎなどと一緒に八丁味噌と鰹節仕立ての汁で煮込んだ料理です。
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八丁味噌仕立ての汁: 濃厚な八丁味噌を使い、鍋でコシの強い麺を煮込んだのが最大の特徴です。
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具材のバリエーション: 具材には、鶏肉、油揚げ、卵、野菜、餅、かまぼこ、干ししいたけ、ネギなど、何を入れるかは家庭や店によって異なりますが、とても栄養満点の料理となります。
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土鍋でぐつぐつ: 土鍋に麺を直接入れて火にかけるため、塩水ではなく真水で打った煮込み専用の麺を使うため、独特の噛みごたえのある麺になります。
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硬めのうどん: 一般的なうどんとは違い、塩を使わずに小麦粉と水だけで作られているからなのです。
その分、煮込んでもやわらかくなりにくく、しっかりとコシが残り、独特なかみごたえに仕上がります。
伊勢うどん
地域
三重県伊勢地方
特徴
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伊勢参拝客に向けて: 江戸時代に伊勢神宮へ長旅をしてきた参拝客に「胃腸に優しいうどん」をふるまったのがはじまりと言われています。
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太くて柔らかい麺: 参宮客を待たせることなく提供できるよう、常に麺を茹で続けていたからだという説があり、 お伊勢参りの長旅で疲れた人々の胃腸に優しいよう、消化をよくするために柔らかくしたのだと言われています。
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コシがない: うどんなのにコシがないことが有名な伊勢うどん。
そのぶん、もっちりふんわりと柔らかい食感が魅力なのです。 -
たまり醤油をベース: 見た目は非常に濃く、味が濃そうな印象ですが、甘みが強く角が一切ない、まろやかでカツオなどのダシが風味豊かに感じレます。
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元祖ファーストフード: 江戸時代に生まれたうどんで、伊勢周辺の農民が食べていた地味噌のたまりをつけたうどんを、だし汁を加えてさっと出せて、食べやすくしたと言われています。
讃岐うどん
地域
香川県
特徴
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太くてコシのある麺: 太めでコシのある麺が特徴です。
他のうどんと比べて麺が太く、噛み応えがあります。 -
つるつるとした食感: 麺の表面がつるつるしていて、スープやつゆがよく絡み、喉越しも良く、食べやすい食感です。
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美味しい出汁: 瀬戸内海で多く獲れるいりこ(カタクチイワシの煮干し)のだしは、色は薄い黄金色で、濃厚な旨みがあって小麦の風味に負けません。 黄金色に輝くだしの色とうどんの透き通るような透明感がさぬきうどんの醍醐味です。
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加水量の多さ: こねた後の熟成時間が長く、加水率が多いため、コシだけでなく滑らかでもちもちとした食感になり、伸びのあるうどんになります。
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うどん県: 讃岐うどんは香川県で製造していることが第一で、香川県を代表する郷土料理として、地域の誇りとなっています。
五島うどん
地域
長崎県五島列島地域
特徴
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麺の細さとコシ: 麺線の「細さ」と細さに負けない強い「コシ」と「のどごしの良さ」になります。
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濃厚な出汁のつゆ: つゆは、濃厚で深い味わいが特徴です。
鰹節や昆布などをベースにした出汁を使用し、豊かな旨みが楽しめます。 -
手延べ製法: 「打ち粉」で伸ばさず特産品の「椿油」を塗って細長く伸ばします。
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地獄炊き: たっぷりのお湯でゆで上げたあつあつのうどんを醤油やあご(トビウオ)だしで食べるのが定番です。
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幻の五島うどん: 作る過程で、県花である椿の油と、菜種油等でコーティングされているため、大釜でぐつぐつ煮込んでも伸びないのです。
うどん
と言ってもこんなにもいろいろな特徴があるのですね。
これを機に、その土地で直接食べたくなってきますね。
今年の旅行の計画にはぜひ、うどんを食べに行ってみてはいかがでしょうか。